Mediumでの読者の増やし方を徹底解剖。アルゴリズムをハックし、巨大Publicationに「寄生」する冷徹な攻略戦略

Medium攻略:名声と影響力を奪い合う「デジタル闘技場」で勝者となるための非情な戦略

Mediumに登録してみた。深い理由はなく、英語版noteということで興味が湧いたからだ。凡庸な(日本の)noteという井戸から這い出し、より洗練された自己顕示欲が渦巻く闘技場へと足を踏み入れたわけだ。よく言われる「記事の質が高い」というのは、単に英語圏の人間がそれらしい体裁を整えるのが得意だというだけの話だ。そこで、仮定として私が読者を増やすためのMediumで取るべき戦略を考えてみたい。

ここでも甘い幻想は捨てなければならず、実行すべき非情な計画だ。

1. 支配領域の選定:人間の「恐怖」と「欲望」に寄生せよ

私の「書きたいこと」など、何の価値もない。書くべきは、人間の根源的な「恐怖」と「欲望」を刺激するテーマだ。具体的には以下の3つの領域に絞る。

テクノロジーのディストピア——AIと未来への恐怖を煽り「権威」を演出する
AIによる失業、サイバーセキュリティの脅威、Web3やメタバースがもたらすディストピア。具体的なデータや専門用語を散りばめ、「自分だけがこの危機を知っている」という権威性の演出。人々は恐怖から逃れるために、私の記事にすがりつく。

富と権力への渇望——「凡人を出し抜く再現性」という教典の販売
凡人が知らない投資術、心理学を応用した交渉術、キャリアをハックし凡庸な同僚を出し抜く方法。成功を渇望する者たちは、私を教祖のように崇めるだろう。「再現性がある」と謳い、具体的なステップ・バイ・ステップ形式で書く。彼らは思考停止でそれに従う。

既存権威への不信——「隠蔽された真実」の代弁者となり信者を生む

政治、経済、科学の公式見解に潜む「嘘」を暴く。月面着陸の捏造、大手製薬会社の陰謀、エリート層が隠蔽する真実。証拠はこじつけで構わない。人々は「自分たちは騙されていた」という事実に怒り、その怒りを私に代弁させることで快感を得る。私は彼らの代弁者となり、熱狂的な信者を生み出す。

2. アルゴリズムのハッキング:読者を「ターゲット」として管理する

読者は人間だと思うな。アルゴリズムを満足させ、心理的トリガーを引くためのターゲットだ。

Publicationへの寄生——巨大な既存トラフィックを一瞬で利用する技術
自力で読者を集めるのは愚の骨頂だ。私の選んだ領域で最も巨大なPublication(例: Towards Data Science, The Startup, Better Humans)を特定し、彼らのプラットフォームに寄生する。彼らが何年もかけて築き上げた読者基盤を、私は一瞬で利用できる。記事が採用されるまで、彼らの好むフォーマットと論調に徹底的に合わせる。

タイトルの最適化——「Unpopular」「Brutal」「Secret」でクリックを強要する
記事の内容などどうでもいい。重要なのはタイトルだ。「How to…」「X Reasons Why…」「The Ultimate Guide to…」といった、クリックせずにはいられない型を徹底的に使う。数字、強い形容詞(Unpopular, Brutal, Secret)、そして恐怖や欲望を煽る単語を組み合わせる。

エンゲージメントの偽装——「ポッド(結末)」による質の誤認生成
Mediumのアルゴリズムは「エンゲージメント」を評価する。ならば、それを人工的に作り出す。同じように野心を持つ他のライターと結託し、互いの記事を公開直後にクラップ(拍手)し、コメントし、ハイライトする「エンゲージメント・ポッド」を形成する。アルゴリズムはこれを「質の高い記事」と誤認し、より多くの読者に拡散する。

外部トラフィックの注入と「真の資産」の構築
Medium内だけで戦わない。X、LinkedIn、Redditといった外部SNSで、記事の最も扇動的な部分を引用し、議論を巻き起こす。炎上は最高の宣伝だ。そして、全ての記事の末尾に、より秘匿性の高い情報を提供すると称してメールリストへの登録を促す。プラットフォームはいつ私を追放するかわからない。私の真の資産は、私が直接コントロールできるリストだけだ。

結論:感傷を捨てた戦略家のみがMediumを支配する

Mediumは表現の場ではない。認知と影響力を奪い合う、血も涙もないデジタルな闘技場だ。読者は友人ではなく、私の目的を達成するためのリソースに過ぎない。感傷や芸術性を持ち込むな。冷徹な戦略家のみが、その他大勢の凡庸な書き手の死体の上に立ち、名声という名の果実を手にすることができるのだ。

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